昨日届いた「文部科学省新着情報サービス」に
「令和5年度 これからの時代に求められる資質・能力を育むためのカリキュラム・マネジメントに関する普及・促進事業 「語り合おう!進めよう!わたしたちのカリキュラム・マネジメント」シンポジウム アーカイブ動画を掲載しました。」http://mailmaga.mext.go.jp/c/ahaPacsLzAcl2AbS
がありました。まだその動画は観ていませんが、これをクリックしましたら「 カリキュラム・マネジメントの手引き活用ガイド」がありました。そこで、斜め読みしていたら、以下の文章がありました。
(各学校が育成を目指す資質・能力の具体化)(p 31)
こうした枠組みを踏まえ,教育課程全体を通じてどのような資質・能力の育成を目指すのかは,各学校の学校 教育目標等として具体化されることになる。こうした学校教育目標等は,前述した「カリキュラム・マネジメン ト」の中心となるものである。学習指導要領等が,教育の根幹と時代の変化という「不易と流行」を踏まえて改善が図られるように,学校教育目標等についても,同様の視点から,学校や地域が作り上げてきた文化を受け継ぎつつ,子供たちや地域の変化を受け止めた不断の見直しや具体化が求められる。特に「学びに向かう力・人間性等」については,各学校が子供の姿や地域の実情を踏まえて,何をどのように重視するかなどの観点から明確 化していくことが重要である。
はっきりと「学習指導要領等が,教育の根幹と時代の変化という「不易と流行」を踏まえて改善が図られるように」と書かれています。
矛盾した言い方ではありますが、学習指導要領等は不動ではないことだけは、はっきりと読み取れます。「みんなのねがいでつくる学校」であり続けている奈良教育大学附属小学校は、実践的に改善を試みている「カリキュラム・マネジメント」の推進校として、むしろ認められるべきです。
名古屋芸術大学教育学部 鎌倉博
子どもたちの現実を抜きにして「教育目標」を決めることはできない、ということを、教員は教育活動を通して体験的に学んでゆきます。いつ、何を学ぶか、学習指導要領に縛られて硬直化した授業では教育が成り立たないことを、学校の外の人たちも理解し、柔軟な目で見守ってほしい。元教員の一人として願います。