Yahoo!Japanニュースに前屋毅さんが、「奈良教育大学附属小の創造的な授業実践が『不適切』とされたのに、文科省の圧力はなかったのか?」という記事を書いておられます。
奈良教育大への文科省の圧力について国会で質問された宮本岳志衆議院議員へのインタビューをもとにした記事です。
一部を抜粋して紹介させていただきます。
―― 文科省からの圧力はあった、と考えますか。
宮本 文科省としては、「圧力をかけました」という国会での答弁はありえません。やってはいけないことを「やったのか」と訊かれて、「やりました」とは言えないからです。
奈良国立大学機構の管轄下にある奈良教育大学に、文科省が指示したり命令することはできません。指示や命令したりしていれば、問題なわけです。
しかし、私が附属小の保護者たちに訊くと、教員を入れ替えるのは文科省の見解だと学長から聞いたと証言しています。
文科省は「やっていない」と言うけれど、学長は「文科省の見解だ」、つまり指示されたと説明しているわけです。文科省か学長か、どちらかが嘘をついていることになります。
―― 細かいやりとりがわかれば、文科省の圧力もはっきりするはずです。この附属小の問題を、どのように受けとめていますか。
宮本 教育に対する政治的な介入が強まってきています。それによって、現場の先生方を萎縮させるようなことになっています。これは、大きな問題です。今回の附属小の問題は、そうした動きを象徴するできごとだととらえています。