『教育』第947号、2024年12月号に、折出健二先生(愛知教育大名誉教授)が、「奈良教育大附属小『出向』無効訴訟が問うこと」というタイトルで、寄稿されています。
9月10日の附小裁判第1回弁論に傍聴された報告から、この訴訟の争点を解説され、学習指導要領の性格をどうみるかについて、民主教育の原則から論じておられます。
この事案は奈教附小のことにとどまらない。教育課程の自主編成権の確立と共に、公教育における民主主義、子どもたちの学習権の保障( ユネスコ「学習権宣言」)に基づけば、どの子も歴史をつくる主体に成長すること)と根底でつながる。こうした社会的正義を求める多くの人が本件「訴訟」支援に結集し、連帯が拡がりつつある。
と述べ、最後にル・アラゴンの言葉を引用して「明日を生きる希望と勇気を」と呼びかけられています。
教えるとは希望を語ること
学ぶとは誠実を胸に刻むこと
明日11月12日(火)は、附小裁判第二回弁論です。