2024年も暮れようとしています。
この約一年間、奈良教育大附属小を守る会に対し、みなさまの熱いご支援をいただき、ありがとうございます。
おかげさまで、守る会会員は、343名(2024.12.28現在)となり、支援カンパは150万円以上となりました(附小裁判をともに闘う会へのカンパと合わせ、これまでの裁判費用を賄うことができています)。厚く御礼申し上げます。
年末にあたり、今までの守る会の取組を振り返り、記録しておきたいと思います。
なお、記録については、鎌倉博さんのまとめを参考、引用させていただいております。
緑の文字と下線部はリンクが張ってあります。
2024年 奈良教育大附属小を守る会の取組
01.16 産経、フジテレビ等が「奈良教育大付属小の不適切授業、閉鎖環境で常態化」と報道
01.17 学長・副学長・校長が謝罪会見 大学HPに「不適切事案のお詫び」を掲載
NHK奈良、関西テレビ等でも報道
01.19 附小児童、保護者に、学校だより『みんなの学校』発行
口惜しさと負けない意志の両面が綴られていた
01.19 文科相が記者質問に「大変遺憾」「必要な対応をとる」と回答
01.19 文科省が全国の附属学校をもつ国立大学法人に教育課程調査を発出
01.19 学長裁定「奈良教育大学附属学校における教員人事交流による出向等に関する方針」発出
01.24 読売新聞オンラインに小谷校長のインタビュー記事掲載
「自分の意見を人前でしっかり話せる子が多い。それは教員が子どもたちに寄り添い、自主性を大事にしてきたからと言える。」
01.25 自民党赤池誠章参議院議員ブログに「左翼の巣窟か」投稿
01.30 自民党文部科学部会
「奈良教育大学附属小学校における教育課程等に係る事業について」が議題に
文科省教育政策局長が参加し厳しく批判された?
01.31 大学執行役会が行われ、「処分について」改めて議題になったが引き続き継続審議に
副学長(総務)から附属学校関係の教員配置等に関する今後の対応について報告
学長から「附属小学校に係る改善計画行程表に就いて報告
01.31 附小職員会議で学長、副学長(三木)が人事方針を説明
「大学が独自採用している教員を3年かけて全員出向させる方針」
「自民党の文科部会で議案に上がりかなりのご意見、批判を受けた。文科に『まさかこのメンバーでこの4月を迎えるのではないでしょうね』と言われた」
「文科省の上層部から『全員変えろ』と言われて、それでは運営ができないということで何回も折衝した結果、こういうことになってしまった」
などと三木副学長が発言
02.05 教育新聞コラム「鉄筆」
「前近代的と言ったらよいのか、いまだにこうした学校が存在すること自体驚きである」
02.06 あいち県民教育研究所が緊急声明「奈良教育大学附属小学校をめぐる問題についての緊急声明」
発表
02.06 管理人まほろばの個人サイトとして「みんなのねがいでつくる学校応援団」が開設
02.07 学長の「奈良教育大学附属学校における教員人事交流による出向等について」が内示?
「人事交流による出向等を進めていく」
出向先は「奈良県内の公立小学校、奈良県教育研究所、及び奈良女子大学附属小学校とする」
「在籍出向とし、原則3年以内(短縮・延長あり)とする」
「令和6年度4月1日付け出向者は7名程度」
02.13 大学執行役会が開かれ継続審議だった「処分について」関係者の調査を行うことが了承
02.13 学長裁定「奈良教育大学附属学校における教員人事交流による出向等に関する方針」(1/19付改訂版)が発出
「附属学校の実情を考慮」が2か所に入る
02.14 附属学校園教職員組合附属小学校分会が「実質的な処分に対する声明」発出
02.15 PTA保護者有志が署名を開始
02.16 NPO法人School Voice Project教職員WEBアンケート「奈良教育大学附属小学校の『不適切指導』のニュースについてあなたの思いを教えてください!」結果公表
02.19 朝日新聞奈良版が「大学長が3年で全員出向の方針」を報道
02.27 PTA保護者有志が署名2257筆を大学に提出
02.27 全国大学高専教職員組合(全大教)声明「子どもの自主性・自律性を育むために現場の教員の自主性・自律性の尊重を」
02.28 奈良教育大学組合連合が団体交渉
02.29 学長名で保護者に「奈良教育大学附属小学校教員の人事交流について」の文書を配信
02.29 奈良県内の市民団体・労組19団体合同で「奈良教育大学附属小学校の教育と教職員を守るための要請」を行う
03.01 大学執行役会が開かれ
「不適切事案に係る事実関係の調査結果について説明」
「当該結果に基づき懲戒審査の申立を行うことが了承された」
03.01 有志により「奈良教育大附属小を守る会」結成
「奈良教育大の附属小教員出向人事に反対する緊急署名」をスタート
署名に寄せられた意見を大学にメールで送信
オンラインだけでなく、紙の署名も自主的に取り組まれる
03.01 朝日新聞奈良版で「学長が3年で全員出向否定」と報道
0302 奈良県教職員組合定期大会特別決議「奈良教育大学は、附小の教員の強制出向の方針を撤回し、子どもと教育を守る立場に立つことを強く求めます」
03.04 大学機構役員会が開かれ、宮下学長への訓告案について審議し了承
宮下学長他対象者に訓告説明書が交付
03.04 全日本教職員組合(全教)書記長談話「奈良教育大学附属小学校の教育課程への乱暴な介入について 」
03.06 フリージャーナリスト前屋毅氏がyahooニュース記事①を配信する。
03.06 京都民間教育研究団体連絡協議会サークル代表会 抗議声明「奈良教育大学付属小学校の『みんなのねがいでつくる学校』づくりの教育実践が学習指導要領に照らして『不適切』とされ、附属小教員19名が全員他校へ『出向』させられることに反対し抗議する」
03.06 全国生活指導研究会(全生研)常任委員会「奈良教育大学附属小学校問題についての声明文」
03.06 守る会が一連の大学調査報告書を大学機構に情報公開請求
03.08 小谷校長が「令和6年3月人事異動最終上申書」を学長に提出?
03.08 鈴木大裕 「マニュアル化する社会の中で:奈良教育大附属小学校『不適切指導』事件」(『クレスコ』大月書店)
03.11 守る会が4777名の署名を奈良教育大学に提出
03.11 前屋毅氏がyahooニュース記事②を配信
03.11 折出健二「奈良教育大学附属小学校教員に対する『出向』命令の取り消しを求めますーその強行は、時代に逆行するとともに、教職人生を著しくゆがめる職権濫用であるー」
03.12 大学と県教委が「教職員の相互の人事交流に関する覚書」を締結
03.12 朝日新聞奈良版 「奈良教大付小の出向人事に疑問の声 同大卒業生や全国の教育研究者ら」
03.12 人事内示
4人のベテラン教員が出向または配置換え
本人希望なしで入替人事が発生
03.13 守る会が出向人事と処分に関する文書の公開を大学機構に情報公開請求
03.13 宮本岳志議員が衆議院文部科学委員会で質問
文科省に不当な圧力がなかったかを追求
10/10に人事交流を提案していたことが発覚
文科省望月総合教育局長「非常にモデル的なよい教育をやってきたことも事実」と
答弁
03.15 訓告を受けた1名が処分は不服として「陳述請求」(他5名も「意見書」を提出)
03.15 前屋毅氏がyahooニュース記事③を配信
03.17 3/31に「附属小の教育を守る市民集会」を開催することを発表
03.18 大学執行役会が開かれ、陳述請求があったことを確認、陳述書提出を求めることに
03.18 理事長が書面陳述を認める旨を通知
03.19 学長同席で保護者説明会開催 質疑等が多数出され6時間に及んだ
独自採用4名を出向(3人公立小、1人奈良女子大附属小へ)
校長ら県派遣教員4人を県に戻す
現段階では元々の産育休予定者がありフルタイム教員4人欠
行事、通級、専科指導は継続が保てなくなる可能性がある
03.20 『ネットではわからない 子どもを主人公にした奈良教育大学附属小学校
の豊かな教育』(喜楽研)が緊急出版
03.22 「お別れする先生の紹介」で26人がお別れすることを知り、児童・保護者が動揺
校長、教員16名、ICT教員1名、図書司書1名、用務員1人が異動
教頭、教員4人(県に3人、女子大附属に1人)出向、育休1人
県から新校長、教頭、主幹教諭、奈良女子大附属小からも1名着任
4月時点で教員4人欠員
03.22 前屋毅氏がyahooニュース記事④を配信
03.23 日本教育法学会で附属小問題の研究会
教育学研究者、教育法学研究者、弁護士等の団体
同校教員2人が発言
03.27 大学機構役員会が開かれ、陳述請求及び意見書について審議した結果、「変更せず」を28日付通知で決定
宮下学長も訓告処分することを決定
処分校正措置について3月29日付で公表することも決定
03.28 附属小教員に対する処分通知
過去4年間の校長、副校長、教務主任に「訓告等」
教頭に「戒告」
03.30 前屋毅氏がyahooニュース記事⑤を配信する。
03.31 「奈良教育大附属小学校の教育を守る市民集会」開催 参加者420名
420名参加
守る会坂下伸一(附小元副校長)が開会挨拶
中嶋哲彦氏(愛知工業大学教授)「子どもへの責任と学習指導要領」
折出健二氏(愛知教育大学名誉教授)「附属学校支配のしくみと教育」
附小保護者、公立校教員、附小教員など発言
04.01 人事発令
小谷校長は奈良県教育委員会教育次長
三木奈良教育大学副学長は鳥取大学副学長」
附小教員3名が奈良市公立小学校に、1名が奈良女子大附小へ「出向」
(主幹教諭は出向先で主幹職なし)
教頭は大学により新設された部署に就くも欠員のため学級担任
管理職と主幹が新規異動者により全て交替
常勤教員4名欠員、通級学級開設できぬままスタート
04.01 守る会が「人事に関する抗議声明」を発表
04.01 前屋毅氏がyahooニュース記事⑥を配信する。
10/04に文科省は附属小問題で「設備改善要求2億円は財務省に要求できない」と発言をしていた
10/10から1/09まで頻繁に大学と文科省でzoomのやり取りが発覚
1/30に自民党文部科学部会に教育政策局長が参加し厳しく批判されたことも発覚
「報告書」の内容が学長提出時と文科省提出時でちがうことが発覚
学識者は指導要領にとらわれない授業で学んできたと言っている
04.03 大学機構が守る会に大学調査報告書に関する文書の開示延期を通知
04.04 朝日新聞奈良県版が小谷校長(当時)のインタビュー記事等を3回連載
04.04 前屋毅氏がyahooニュース記事⑦を配信する。
04.04 Smart FlASHが前川喜平氏インタビュー記事掲載
Yahoo!JAPANニュース 前川喜平氏へのインタビュー記事「『文科省の二枚舌』元次官も憤慨、奈良県の教員“総取り替え”騒動で注目『学習指導要領は憲法違反?』」
04.08 大学機構が調査委員会関連文書の開示延期を通知
04.10 教育科学研究会発行の『教育』No.939に本田伊克氏(宮城教育大教授)が「奈良教育大学附属小学校問題で問われる学習指導要領の法的根拠」掲載
04.12 大学機構が守る会に懲戒・出向人事に関する文書の開示延期を通知
04.18 東響民研が緊急学習会「奈良教育大付属小学校の教育を破壊する不当な攻撃を許すな!」開催
山田康彦氏(三重大学名誉教授)「子どものことを考え、授業を工夫し、創っていくことが、『不適切で法令違反…』なのですか!?」
04.20 文芸教育研究協議会(文芸研)全国委員会声明「奈良教育⼤学附属⼩学校への不当な攻撃に抗議する」
04.22 しんぶん赤旗が附属小問題を4回連載
04.22 前屋毅氏がyahooニュース記事⑧を配信
04.28 朝日新聞全国版が「『不適切な授業』奈良教育大学附属小学校の波紋」記事
05.07 大学機構が守る会に大学調査報告書に関する文書の開示を通知
05.14 大学機構が守る会に出向人事に関する文書の開示を通知
05.15 宮本岳志議員が衆議院文部科学委員会質問(テキスト)
大学と文科省の12月のやり取りの事実を明らかにさせる
しかしその際の「議事録はない」の一点張りの回答
奈良県教育長が権限のない附属小に対して調査実施の通知をした問題で
「教育委員会から国立大学附属学校への関与は規定されていない」と
文科省も認めるも県教育長の処分については回答を避ける
本来大学に監督責任があるのに教育委員会の指示で小谷校長が動いていたことを問題にする
同列校の奈良女子大附属小は校長、副校長、主幹がすべて大学教員なのに
奈良教大は全て教育委員会退職者または教育委員会の出向者
さらに大学副学長、附属学校部長も教育委員会出身者
背景に2017年8月29日「有識者会議報告書」にある「校長の常勤化」を 打ち出した文科政策の影響がこうした歪みを生んでいると指摘
05.15 大学機構に非開示決定文書の公開手続き
05.16 守る会坂下会長、山崎局長が「西谷文和の路上のラジオ」に出演
05.20 大学機構総務課が守る会に「審査請求について」を通知
05.20 共同通信が「よい教育が、押しつけられてできるのか」の記事を配信
05.23 大学機構より守る会へ「審査請求」説明書が届く
05.31 「西谷文和の路上のラジオ」配信開始
06.01 日本作文の会発行『作文と教育』No.912
附小教員2名の実践記録
片岡洋子氏(千葉大学名誉教授、教育科学研究会委員長)「奈良教育大学附属小で何が起こったか」
06.01 東京自治体問題研究所発行の『月刊東京』454号に折出健二氏(愛知教育大名誉教授)の「奈良教育大学附属小学校における教育課程『攻撃』の根底にあることー附属学校の自主性と使命・役割とは何かー」掲載
06.07 日本共産党中央委員会発行『前衛』No.1042に植田健男氏(花園大学教授)「学校の創意・工夫への介入を許してはならない――奈良教育大学付属小をめぐる問題が問う教育課程のあり方」掲載
06.09 あいち民研特別企画「奈良教育大学附属小学校はどのような教育をめざしてきたか 「出向」強制にひるむことなく子どもたちと向き合う教員の語りを聴く」で附小教員2名が状況を訴え
06.09 部落問題研究所研究集会で山﨑事務局長が報告「奈良教育大附属小学校をめぐる経過と問題点」
06.09 第66回奈良県母親大会で附小教員3名が訴え、分科会で議論
06.10 民主教育研究所編集の『人間と教育』122号に山﨑事務局長の「みんなのねがいでつくる学校応援団日誌ー奈教大附小と教育を守る抗いの記録」が掲載
06.12 出向させられた教員3人が奈良地方裁判所に「出向無効」を提訴
06.13 共同通信、朝日新聞、しんぶん赤旗が提訴記事を掲載
06.16 守る会が宣伝用パンフレットを発行、配布開始
06.18 大学機構から出張に関わる文書開示決定が通知されるもほとんど「存在しません」
の回答
06.21 守る会が6.18文書不開示決定に不服申し立て
06.22 関西教育科学研究会が「奈良教育大学附属小実践探究学習会」を開催
附小教員が教育実践報告 山﨑事務局長が発言
06.29 にいがた民研『にいがたの教育情報』14号が「奈良教育大学附属小学校の教育介入に抗して」を特集
成嶋隆氏(新潟大学名誉教授)「奈良教育大付属小事件と学習指導要領」
生源寺孝浩氏(元岐阜市公立小教員、元橘大教員)「奈良教育大学附属小学校の子どもたちをつよく、やさしく、かしこくしようとする先生たちのねがいがつぶされようとしています」
近藤國武氏(元奈良教育大附小非常勤講師)「緊急事態日記 2024 まほろば編」
06.30 「奈良教育大学附属小学校の教育を守る市民集会Ⅱ」開催 235名参加
坂下伸一さん(守る会会長、附小元副校長)が開会挨拶
不当出向させられている教員、支援弁護士、宮本参議院議員の発言
保護者、公立校教員、研究者等が発言
会場で訴訟支援カンパ21万余が集まる
07.01 大学機構が出張命令簿等の一部を開示 守る会HPに掲載
覚書の経緯
「出向」による労働契約
身分の切り替えをしなかった理由
奈良県教委としての混乱の責任等を追及
07.02 出向中の教員の参観と学長面談
授業参観(副学長と附属小校長)
授業時間内に学長面談?
「同席者をつけてもはかなり動揺するような面談だったよう」
07.08 卒業生の保護者の会「附小を支える会」が「教育懇談会(さくらカフェ)/附小の教科学習を知ろう①」開催
07.09 『世界』8月号に中嶋哲彦氏(愛知工業大学教授)の論考「本当に『不適切』? :奈良教育大学附属小学校問題の実態」が掲載
07.11 「奈良教育大附小の教育を守る会 メールニュース【第1号】」発行
07.13 「附小裁判をともに闘う会」設立
附属小分会と同小退職者で元校長を含む14人が参加
趣意書/情報発信と共有/支援要請/カンパの呼びかけ/裁判傍聴/公判後集会等を行うことを確認
07.14 東京で集会「学校は誰のためにあるのか」開催
賛同団体は奈良教育大学附属小を守る会/日本子どもを守る会/教育科学研究会/全国民主主義教育研究会/“人間と性”教育研究協議会/子どもの権利・教育・文化 全国センター/子どもと教科書全国ネット21/生かそう1947教育基本法子どもと教育を守る東京連絡会/東京民研/民主教育研究所/全国生活指導研究協議会常任委員会
全国から136名の参加
40分の討論を経て文部科学省に対して「質問書」を提出
07.21 「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会で山崎事務局長が附小問題を報告
07.21 附小1学期終業日の午後からの附小内の会議に学長が参加
「皆さんと対話したい」と学長が参加したものの話がかみ合わず
質問内容によっては「裁判中なので…」と答えず
07.22 「奈良教育大学附属小学校不当出向命令無効確認訴訟を勝たせる会あいち」結成
07.27 「奈良教育大学附属小学校不当出向命令無効確認訴訟を勝たせる会あいち」結成総会開催
07.27 新しい絵の会全国委員会に附小教員3名が参加し状況報告
07.28 「乙訓子育てと教育を考えるつどい2024 」で附小教員が問題提起
山﨑事務局長が「附属小学校の教育、そして学校をめぐる状況」を特別報告
07.30 児童言語研究会『国語の授業』に折出健二氏(愛知教育大名誉教授)の「構造的な統制が生む教育の危機―奈良教育大附小の問題の根底にあること」掲載
07.31 奈良教育大学が「奈良教育大学附属小学校における教育課程等の実施等の事案に係る 対応状況(令和6年4月~6月分)について」をHP上に掲載
07.31 日本生活教育連盟『生活教育』が本件を特集テーマにして発行
船越勝氏( 和歌山大学教授)「今こそ、学校と教師に『自由』と『自治』をー奈良教育大学附属小学校『問題』で問われていることー」
川地亜弥子氏(神戸大学教授)「学校を主体とした教育課程の創造」
附小教員の実践記録「『みんな』で読むことでたどりつけるものー『スイミー』」
深澤司氏(元京都教職員組合教文部長)「みんなでつくる”普通”の学校を」
前屋毅氏(ジャーナリスト)「奈良教育大学附属小問題-保護者の声からみえてきた新たな課題」
08.01 科学教育研究協議会発行の『理科教室』836号に園部勝章先生(奈良県理科の会、元附小教員)が「子どもたちに『自然科学の基礎・基本』を学ぶことを保障しよう~奈良教育大学付属小学校へのいじめはやめてほしい~」が掲載
08.02 名古屋大学教育経営学研究室主催の教育経営懇談会「奈良教育大学附属小学校問題で問われている教育課程経営」開催
首藤隆介氏(名古屋造形大学)、植田健夫(花園大学)が報告
08.03 前屋毅氏がyahooニュース記事⑨を配信
08.07 『歴史教育月報』NO.647に中窪寿弥先生の「みんなの願いで子どもたちの未来を-奈良教育大学附属小学校で起こったことを考える-」が掲載
08.08 『日本教育法学会ニュース』研究会報告第154号に守る会山﨑事務局長の「新教育基本法法制研究特別委員会-奈良教育大附属小問題」掲載
08.16 東京自治問題研究所『月刊東京』456号に守る会山室光生さんの「奈良教育大学附属小学校の教育を守る営み-教育は、何ものからも独立して、子どもたちのために-」掲載
08.17 2024教育のつどい(教育研究全国集会)にてウェビナー「奈良教育大学附属小学校のねがい」開催
附小教員、守る会山室さんなどが発言
08.29 日刊リベリテが「奈良教育大学附属小学校 強制的な出向人事を巡る裁判が9月に始まる」を掲載
08.30 大学機構が守る会に10文書開示、10文書不開示を通知
09.01 『歴史地理教育』9月号に石山久雄氏(歴史教育者協議会前委員長)の「奈良教大付属小への不当な攻撃と学習指導要領の問題ー人権と民主主義をめざすネットワーク総会ー」が掲載
09.10 奈良地方裁判所で第1回口頭弁論
101法廷に定員以上の86人が集まり抽選となる
内容は3点、約25分
1)双方の弁護団(原告側3人・被告側2人)による訴状・答弁書の確認
2)今後の進め方の協議
3)強制出向させられている教諭が「出向命令」の不当性を陳述
09.10 守る会・ともに闘う会共催で報告集会開催
奈良県教育会館参加80人 オンライン参加34人
プログラム
1)弁護団による解説
2)原告の訴え
3)附小分会の訴え
4)「勝たせる会・あいち」から連帯のことば
5)質疑・発言
6)「ともに闘う会」から
7)「守る会」から
09.10 全国生活指導研究協議会『生活指導』No.776に折出健二さんの「奈良教育大附属小学校の問題とは何か」が掲載
09.11 総務省情報公開審査会が守る会に意見書又は資料提出を求める
09.13 雑誌『教育』10月号に生源寺孝浩先生の論文「子どものもののとらえ方の発達を考慮した奈良教育大附属小の理科」、山﨑事務局長の「奈良教育大附小を守る会奮闘記」が掲載
09.18 奈良教育大学機構が守る会に10文書を公開 守る会HPに掲載
09.20 出版労連が発行する『教科書レポート』No.67に「奈良教育大学附属小学校での教員異動・教育課程と教科書使用義務」が掲載
09.21 奈良県教職員組合・奈良教育大附属教職員組合合同教育研究集会で中嶋哲彦氏(愛知工業大教授)が講演「奈教大附小で何が起こったかー教育課程と学校運営の在り方を考えるー」
09.23 民主教育研究所編集『人間と教育』第123号に中嶋哲彦氏(愛知工業大学教授)の「奈教大附小時間の争点と問題構造」が掲載
09.24 奈良県議会本会議で山村幸穂議員が「強制出向中止」を求めて追及(質疑回答テキスト)
09.25 『季刊教育法』No.222(エイデル研究所発行)に、山下晃一氏(神戸大学教授)の論文「現代の学校と教員をめぐる自律性と『秩序』問題ー奈良教育大学附属小学校問題の予備的考察ー」が掲載
09.26 守る会・共に闘う会が、寄せられたカンパから弁護団に裁判費用を支払い
10.11 守る会が総務省情報公開審査会に意見書を提出
10.11 『週刊金曜日』が「文科省、自民党右派議員、『線形新聞』が今度は奈良教育大学附属小学校に介入」を掲載
10.14 日本共産党大阪教職員講演会で坂下会長が訴え
10.19 宝塚教育のつどいで附小教員が報告
10.19 加古川教育のつどいで守る会山室さんが報告
10.22 鈴木大裕著「崩壊する日本の公教育」(集英社新書)に奈良教育大附小問題言及
10.27 部落問題研究会教育分科会で附小教員2名が報告
附小実践の意義と特徴をテーマに議論
11.04 奈良県平和大会で守る会山室さんが報告
11.10 子安潤先生( 愛知教育大名誉教授 )の新刊『貧困化する授業からの反転ーデジタル化と「子ども主体」の偽装を真正の教育へ』(学文社)の「あとがき」に、奈良教育大学附属小学校の問題が触れられる
11.12 奈良地方裁判所で第2回口頭弁論
文科省からの指摘や助言は行政どうだったか
被告側が指摘する「独自の教育」とは
原告らの出向先では36協定等が結ばれているか
3月11日までに「覚書」があったか
原告Aの附小における在職期間 等の確認
「出向命令権の欠落及び濫用」で争う
11.12 守る会・ともに闘う会共催で附小裁判報告集会開催
附小を研究する大学院生や附小保護者等が発言
11.23 附小が第50回教育研究会を開催
11.24 全国教職員学習交流集会で守る会山室さんが報告
11.29 名古屋大学教育経営学研究室主催の第2回教育経営懇談会開催
川地亜弥子氏(神戸大教授)が「附小の教育課程と教育実践ー子どもの発達と教育内容をふまえてー」を報告
11.30 子どもと教科書大阪ネット21総会で山﨑事務局長と附小原告の2人の先生が報告
12.01 日本生活教育連盟発行の『生活教育』No,882に鎌倉博氏(名古屋芸術大学教授)の「奈良教育大附小裁判」の記事掲載
12.10 雑誌『教育』に、折出健二氏(愛知教育大名誉教授)の「奈良教育大附属小『出向』無効訴訟が問うこと」掲載
12.08 日本民間教育研究団体連絡会交流研究集会で附小教員が附属小教育の取り組みを講演
12.11 附小職員会議で学長が次期人事方針を提案「来年度も人事交流を行う予定」
12.12 大学教組連合が団体交渉
12.14 子どもと教科書奈良ネット21総会で山﨑事務局長が「みんなのねがいでつくる学校がなぜ不適切とされたのか?-奈良教育大附属小問題をあらためて考える-」と題して報告
12.18 大学教組連合が団体交渉
12.21 民主教育研究所の教育研究交流集会ラウンドテーブルで附小教員と山﨑事務局長が報告
12.21 歴教協近畿ブロック集会in滋賀で守る会西浦弘望さんが附属小問題の報告
12.21 大阪私学教組主催の冬季教育研究集会(大阪暁光高校)で附小教員が報告
12.23 しんぶん赤旗に「『法令違反の状況ない』 奈良教育大付属小の調査結果 『不適切』は学長の脚色疑い」の記事掲載
2025.1.14 附小裁判第3回弁論(予定)
守る会・ともに闘う会共催で報告集会(予定)